アコムと三菱UFJ銀行カードローンバンクイックの関係を解説

ここでは、アコムと「三菱UFJ銀行カードローンバンクイック」の関係について解説しています。

なぜ消費者金融のアコムと銀行カードローンのバンクイック?と思われるかもしれませんが、実はこの2つの金融機関にはとても深い関係があるんです。

アコムと「バンクイック」の特徴は?
アコムと「バンクイック」のどちらが良いの?

などの比較も行なっています。

アコムから借り入れがある状態でも「バンクイック」を利用できるのでしょうか?


もくじ

三菱UFJフィナンシャル・グループに属するアコムと三菱UFJ銀行

アコムは消費者金融で三菱UFJ銀行は都市銀行ですが、どちらも「三菱UFJ銀行フィナンシャル・グループ」に属するグループ会社になります。

会社名 三菱UFJ銀行 アコム
業務分野 銀行 貸金・信用保証
設立年月日 1919年8月15日 1978年10月23日
資本金 1,711,958百万円 63,832百万円

 

アコムは2004年3月に三菱東京フィナンシャルグループ(現在の三菱UFJフィナンシャル・グループ)と資本・業務で提携して連結会社になり、2008年に連結子会社となっています。

三菱UFJ銀行はグループ会社になる前にも法人向けの融資を行なっていたのですが、個人融資のノウハウはありませんでした。

両社が業務提携を行なったことで、三菱UFJ銀行は個人向け融資という業務開拓ができて、アコムは「メガバンクの三菱UFJ銀行フィナンシャル・グループの消費者金融」というとても大きな信用を獲得することができました。

実際、「アコムは三菱UFJ銀行グループのカードローン会社」と言われたら、とても安心できるのではないでしょうか?

銀行カードローンには保証会社がついていることが多い

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」をはじめとした銀行カードローンには、保証会社がついていることがほとんどです。

保証会社のお仕事は主に2つあります。

保証会社の役割とは?

ひとつは保証業務です。

実際にお金を貸すのは銀行なのですが、利用者が返済できなくなった場合に銀行に残債を支払って補償するのが保証会社の大事なお仕事のひとつです。

この利用者の代理で返済を行うことは「代位弁済」と呼ばれています。

ちなみに代位弁済が行われたら、利用者は今後は銀行ではなく保証会社に返済をすることになり、踏み倒しができるわけではありません。基本的に一括返済を求められるので、返済負担はこれまで以上に大きくなるでしょう。

もうひとつは審査業務です。

保証会社は利用者が万が一返済トラブルを起こしたときに代位弁済をしなければならないため、延滞リスクがある人にはお金を貸したくありません。

一方、銀行はいざという時には保証会社が返済してくれるので、リスクなしで貸付ができることになります。

保証会社に対して保証料は支払っているのですが、保証料は利用者が支払う利息に含まれているため、融資に対するリスクが高いのは銀行ではなく保証会社になります。

また、もともと個人向け融資に力を入れていなかった銀行カードローンは、スピーディに審査を行うノウハウがありません。

アコムのような保証会社は審査業務も得意としています。

こういった理由から、保証会社は審査業務にも深く関与してくることになります。

大げさに感じられるかもしれませんが、保証会社が融資OKと言えば銀行側もOKとなるケースも珍しくないのです。

「バンクイック」の保証会社はアコム株式会社

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の保証会社となっているのはアコム株式会社です。

「バンクイック」の審査では、保証会社であるアコムの審査も行わることになります。

以下は三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の申し込みにあたっての注意事項に書かれている内容です。

年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人のお客さまで、原則安定した収入があり、保証会社(アコム(株))の保証を受けられるお客さまがお申し込みいただけます。
(中略)
お申し込みに際して当行および保証会社(アコム(株))の所定の審査をさせていただきます。
(中略)
ご返済いただけない状況が続く等により、保証会社のアコム(株)がお客さまに代わって当行に債務を弁済した場合、以降のお取引はアコム(株)がお客さまの窓口となります。

引用元:三菱UFJ銀行 カードローン「バンクイック」 のお申し込みにあたってのご注意

ここに書いてあることをわかりやすくすると、

・「バンクイック」を利用できるのは保証会社であるアコムの保証を受けられる人
・審査は三菱UFJ銀行とアコムの両方で行われることになる
・契約後、万が一返済ができない状態が続いたら、保証会社となるアコムが債務を弁済する(代位弁済)
・代位弁済以降の督促や法的手続きなどは三菱UFJ銀行ではなくアコムが行うことになる

ということになります。

ちなみに銀行カードローンの中には、保証会社が2社以上提携していることがあります。この場合、いずれかの保証会社がOKを出したらお金を借りることができますので、審査のチャンスが2回あると考えることができます。

アコムは複数のカードローンの保証を行なっている

アコムが保証業務を行なっているのは、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」だけではありません。

こちらが2020年9月30日時点で、アコムが信用保証を行なっている金融機関です。

▼アコム提携金融機関(30行)
北海道銀行
広島銀行
スルガ銀行
十六銀行
青森銀行
八十二銀行
西本シティ銀行
長崎銀行
南都銀行
北陸銀行
常陽銀行
群馬銀行
岩手銀行
三菱UFJ銀行
山形銀行
じぶん銀行
セブン銀行
伊予銀行
第三銀行
百十四銀行
宮崎銀行
武蔵野銀行
中京銀行
足利銀行
鳥取銀行
大分銀行
四国銀行
ソニー銀行
琉球銀行
山梨中央銀行

アコムの子会社の保証会社もある

保証会社の「エム・ユー信用保証株式会社(MUCG)」はアコムと株式会社三菱東京UFJ銀行(現・株式会社三菱UFJ銀行)が共同運営で設立した保証会社です。

2014年3月から営業をはじめて、2015年12月にアコムの完全子会社になりました。

▼エム・ユー信用保証株式会社の提携金融機関(25行)
秋田銀行
阿波銀行
池田泉州銀行
鹿児島銀行
北九州銀行
紀陽銀行
佐賀銀行
山陰合同銀行
滋賀銀行
静岡銀行
七十七銀行
十八親和銀行
第四北越銀行
筑邦銀行
千葉銀行
東邦銀行
栃木銀行
百五銀行
百十四銀行
福井銀行
北洋銀行
武蔵野銀行
もみじ銀行
山口銀行
三菱UFJ銀行

アコムは無担保融資だけでなく保証業務も積極的に行なっていることがわかりますね。

余談ですが、エム・ユー信用保証株式会社はアコムの子会社ということで、「エム・ユー信用保証株式会社が保証会社のカードローンは審査が甘い」と言われることもあります。

もちろん鵜呑みにはできませんが、保証会社によって審査基準が異なるのは事実ですので、チャンスはあるのかも?

アコムと「バンクイック」の審査の基準は同じなの?

「バンクイック」の審査は保証会社であるアコムも行うことになるのですが、アコムと「バンクイック」の審査は同じ基準で行われるようにも感じられますがこれは違います。

アコムとバンクイックでは金利などのスペックが異なるため、アコムはあくまでも「バンクイック」の保証会社として「バンクイック」基準の審査を行うことになります。

アコムと「バンクイック」の商品概要はこちらになります。

商品名 アコム バンクイック
限度額 1万円~800万円 上限500万円
金利(実質年率) 3.0%~18.0% 1.8%~14.6%
返済期間・回数 最終借入日から最長9年7ヵ月・1回~100回 1年(原則として、審査のうえ自動更新)
担保・保証人 不要 不要
貸付対象者 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方 ・年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人のお客さまで、保証会社(アコム(株))の保証を受けられるお客さま。
・原則安定した収入があるお客さま。
※外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。
即日融資は可能? 可能 不可。
最短でも翌営業日の融資になります。
無利息サービスはある? 30日間無利息サービスあり。 なし。

 

アコムと「バンクイック」のメリット

アコムと「バンクイック」を比較すると、アコムのメリットは即日融資が可能で、30日間無利息サービスがあるなど、サービス面が充実しているところのように感じます。

「バンクイック」はアコムのような顧客サービスはまずまずですが、上限金利が14.6%なので低金利となっています。

アコムと「バンクイック」のそれぞれのメリットは以下のとおりです。

▼アコムのメリット
・最短30分審査。即日融資が可能
・30日間無利息サービスがある
・利用限度額が高い

▼バンクイックのメリット
・金利が低い
・収入が年金のみでも申し込み可能(65歳まで)
・総量規制の対象外
・三菱UFJ銀行ATM、セブン銀行ATM、ローソンATM、E.netの手数料が無料!

多くの人が「金利が低いならバンクイックの方が良い!」と希望すると思いますが、アコムと「バンクイック」の審査難易度は同じなのでしょうか?

カードローンは条件が良くなるほど審査難易度が上がる

カードローンの審査は、限度額が高く金利が低くなるほど審査難易度が上がることになります。つまり、借り入れ条件が良いほど審査を通過するのは難しいのです。

銀行のカードローン業務は金利で儲けを出しているので、金利が低いほど元々の儲けの割合は少ないことになります。

しかし、金利が低くなるということは銀行カードローンの仕組み上、限度額は高くなるわけなので、銀行もリスクを背負いながら低金利で高額融資をすることになるんです。

そのような中で、万が一顧客が返済不能になってしまった場合は督促業務が発生しますし、本来やらなくて良かったはずの作業に人員と時間とお金を使わなければいけなくなります。

保証会社も同様で、融資額が高くなるほど代位弁済のリスクも高くなってしまいます。

金利と限度額だけが理由ではありませんが、「バンクイック」はアコムのカードローンと比較すると元々の金利が低く設定されていることもあり、バンクイックの方が審査難易度は高いということになるのです。

アコムと契約していて「バンクイック」を利用できる?

アコムは「バンクイック」の保証会社というだけで、カードローン業務は別に行なっています。

すでにアコムを利用している人が「バンクイック」に申し込むこともできますし、逆に「バンクイック」利用者がアコムに申し込むこともできます。

アコムを利用していて「バンクイック」に申し込みをする場合、保証会社となるアコムの利用状況はしっかり把握されていることになります。

そのため、アコムから適度に借りて、延滞せずに毎月コツコツ返済をしていれば保証会社にとっての優良顧客になるため「バンクイック」審査も有利に働くことがあります。

逆に、延滞を繰り返しているようでしたら、保証会社の信頼が得られないことになるので、審査難易度は一気に上がってしまうでしょう。

アコムで借りられたら「バンクイック」の審査に通る?

これは本人の返済能力次第になりますので、アコムで借りられたからといって確実に「バンクイック」審査に通るとは限りません。

アコムは金利18.0%で10万円の貸付も可能です。

貸付を行うのも保証業務を行うのも自社ですし、この程度であれば返済が不能になるリスクも低いので、返済能力に多少不安がある人にでも融資可能と判断されることもあります。

一方、「バンクイック」の審査では、万が一返済が滞ったときに三菱UFJ銀行に返済を行うにはアコムになるので、あまり思い切った判断はできないことになります。

ただ、だからといって「バンクイック」審査が極端に厳しいということは全くありません。

返済能力が多少怪しいからといってアコムが厳しく審査をしてバシバシ審査落ちにしてしまうと「バンクイック」利用者が極端に減ってしまい、三菱UFJ銀行からクレームがくるでしょう。

アコムにとっても保証料という儲けも無くなるので厳しく審査をすることだけが双方のメリットになるというわけではないのです。

アコムはギリギリのところで判断することになりますので、「自分は銀行カードローンの審査通過は無理だろうな・・・」と思っていた人でも、お金を借りられたという事例はたくさんあります。

「バンクイック」は総量規制対象外の融資

また、アコムは総量規制の対象になる貸付になるため、他のカードローン業者からの借り入れと合わせて年収の3分の1を超える貸付は絶対に行いません。

「バンクイック」は総量規制の対象外になりますので、年収の3分の1以上の貸付も理論上は可能になります。

銀行も過剰融資と多重債務者の増加を防ぐために自主規制を行なっているので、年収に関係なく貸付を行なっているわけではありませんが、「アコム審査は落ちたのにバンクイック審査は通った」という人は、この総量規制が関係している可能性もあります。

アコムと三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」のまとめ

▼アコムと三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の関係は?
・アコムと三菱UFJ銀行は、三菱UFJ銀行フィナンシャル・グループ」に属するグループ会社
・アコムは「バンクイック」の保証会社を担っている
・保証会社は審査業務も行なっている
・アコムで延滞があると「バンクイック」審査にも悪影響となる
アコムのメリット バンクイックのメリット
・即日融資が可能
・30日間無利息サービスがある
・利用限度額が高い
・金利が低い
・収入が年金のみでも申し込み可能(65歳まで)
・総量規制の対象外
・三菱UFJ銀行ATM、セブン銀行ATM、ローソンATM、E.netの手数料が無料!

 

アコムと「バンクイック」のように、関連会社が銀行カードローンの保証業務を行なっているのは珍しいことではありません。

また、アコムだけではなくアイフルなども銀行カードローンの保証業務を行なっています。

これは、「消費者金融が保証会社だったら審査が甘いはず」ということではなく、過去に利用していたカードローンやクレジットカードなどの使い方が、思わぬところに影響してくるということにもなります。

どの金融機関でお金を借りる場合も、将来必要なときに必要な融資を受けられるように、延滞だけは避けるようにしましょう。


 
 
 

PAGETOP